ほんの少し前に夕立に会い　めっきり涼しくなった夕方
空を見上げると　太陽が沈む瞬間に映し出された　雲が
とても美しく見えました




雲と雲の間に　雨のカーテンが　かかっているのか
スジ状に帯をつくっていました

娘は「しろいとりが　とんでいるねぇ」と
小走りで　六月灯に向かいながら　目は空を見つめていました

７月に入ると　鹿児島の各地で行われる「六月灯」です
昔は領民や家臣たちが　神社や観音堂に灯篭を奉納したことが始まり　と
聞いたことがありますが
今は　夏場の病気や農作物の災厄を払う祈りを捧げる祭りにとして
各地で行われるようになったそうです


私も　ある集落の『ろっかつどう』（シマのオバはこう呼んでいた）に行ってみました




青壮年団や婦人会のみなさんが　出店を催したり余興を行ったり
集落の方々のために　一生懸命動いていたのが　とても印象的・・・
それに　みなさんホントに楽しそうでした

行事があるたびに　いつも思うことは　
島のどの集落もそれぞれ　とても結束が固いということ

地域のことのために　若い人もたくさん動いていて
親の世代の方々をもてなし　子どもたちとの交流の場にもなっています

隣り近所のお付き合いさえ　薄くなっている世の中で
ここには今でも　よき時代の時の流れを感じます


この島で暮らせている　『当たり前の毎日』が
とても　幸せだなぁ・・・と感じた　

今日一日でした


常田　直子Vol.8